- メモリ容量
- ストレージ(記憶容量)
- プロセッサ
- メーカー保証
- マイクロソフト オフィス
- ウイルス対策
- OS(基本ソフト)
- 解像度
- 画面サイズ
- 価格
- FAQ
- パソコン工房
- Surface シリーズ
- DELL
- 家電量販店
- 生協
この記事は、教育学部 理科教育講座 の学生対象としているが、教育学部の美術を除く他の講座や、工学部、地域科学部、医学部(看護学科・医学科含む)、応用生物科学部(共同獣医学科含む)の学生でも概ね同じだと思われる。 前提として、2018年~2019年の物理科の1年生から4年生までの状況を見て、現実的に必要だと思ったノートパソコンのスペックを以下にメモしておく。
タイトルで 購入すべき
ではなく 持つべき
としているのは、既に下記のスペックのノートパソコンがあるなら新しく購入する必要はないということである。
まずは、ノートパソコンの3大スペック。
メモリ容量
RAMとも表記される。4GBは絶対に駄目。8GB以上を選ぼう。予算に余裕があれば16GBを検討しよう。
ストレージ(記憶容量)
SSDは必須だが、最近はよっぽど古い機種でない限りSSDだろう。HDDは絶対ダメ。両方入ってるのもメンテナンス性からお勧めしない。最低120GB、推奨240GB以上。予算に余裕があれば480GB以上を検討しよう。
プロセッサ
いわゆるCPU(中央演算装置)。Intel Core i5の4コア以上が推奨。予算に余裕があればIntel Core i7の4コアか6コア以上を検討しよう。
3大スペック以外の要素については以下の通り。
メーカー保証
4年間の保証に入っておくとハードウェアの修理はしてくれるが、データについて保証してくれるわけではない。 パソコンに詳しい物理科の院生と仲良くなっておこう。
マイクロソフト オフィス
岐阜大学の学生は、Microsoft Officeの大学ライセンスを使える。大学の授業料に入っているので、あえて買う必要はない。よって、Officeが付属してないモデルがあるならそれで良い。
ウイルス対策
ウイルスバスターやノートンセキュリティ等は必要ない。Windows標準のアンチウイルスソフトで必要十分である。お試し版はアンインストールして構わないし、課金する必要はない。筆者は10年以上追加のアンチウイルスソフトを使っていない。どうしてもアンチウイルスソフトを入れないと気が済まない人向けには、Avastという世界的に有名な無料ソフトを紹介しておく。
OS(基本ソフト)
こだわりがなければ、Windows 10 にしておくことをお勧めする。HomeかProがあるが、Homeでよいだろう。これまでMacパソコンを使っていた人はMacで良い。
専門的なので読み飛ばしてもらって構わないが、(執筆時の)岐阜大学の学生であればWindows OSをタダでインストールする権利があるので、OSなしPCとか、ライセンスなしPCとかでも構わない。
学生が所属機関のAzure Dev Tools for Teaching(旧 Microsoft Imagine)の製品・プロダクトキーを使う方法 - 物理の駅 by onsanai
解像度
1920(横:W)×1080(縦:H)以上あるとよい。個人的には、縦は1200くらいあったほうが見やすい。
画面サイズ
13.5インチ前後がおすすめ。15~17インチだと大きめなので普段から大きなカバンを持ってる人向け。11~12インチだと持ち運びは便利だが画面が小さいので作業性は落ちるかも。持ち運びに関しては重量も大事。
価格
ネット通販の直販モデルで6万円台もあるが、基本的に7万円から。実店舗で買うと8~10万円で手に入るだろう。10万円~も出せば、プロセッサ(CPU)をi7にしたり、メモリ容量(RAM)を16GBにできる。できない場合は、メーカーのブランド価値が上乗せされているか、必要ないオプションが追加されているかと思ってよいだろう。
FAQ
良くある質問。
ネットで買っても良いのか?
パソコンに不慣れな人は、実店舗(地域の電器店)で、実際に触ってから買ったほうが良い。予算が少ない人はネットで買ったほうが安く済む。
格安メーカーはどうか?
格安パソコンといえば、Lenovo、DELLが有名。研究業界で使ってる人もまあまあいる。そんなに悪くはないが、あえておすすめもしない。
発売日が1年前だけど大丈夫?
パソコンが1年で腐るという話はあまり聞かないので問題ない。2年以内を目安にしよう。
生協おすすめのスペックだとi7になってるけど
物理科ではi5で困るシーンを見たことがない。研究室に配属後、よっぽどi7が欲しくなったら、研究室のパソコンを使わせてもらうか、買い替えを検討しよう。
生協で買う必要ある?
特段その必要はない。
壊れやすさ
壊れるかどうかは、ノートパソコンの扱い方でほぼ決まる。どんなに頑丈なノートパソコンでも、パナソニックのタフブックシリーズでなければ、落とせば壊れる。電源の差し口やディスプレイも結構脆い。優しく扱ってあげることに限る。
MicrosoftのSurfaceはどうか?
筆者は長年使っているSurfaceは、ブランド価値と、必要のないOffice代として(最近のモデルはOfficeなしも選べるとか)+2~5万円を上乗せする必要があるが、近年のSurfaceの操作性は抜群に良くハズレはない。予算に余裕があるひとは検討してもよいだろう。学生向けにはキャッシュバックキャンペーンを常時開催してるので、必ず利用すべし。
筆者のパソコンのスペックは?
メモリ容量(RAM)は16GB。ストレージはSSDの480GB。CPUはIntel Core i7 4コア、解像度は3000×2000、GPU付きのSurface Book 2である。
具体的なノートパソコンメーカーについて
パソコン工房
パソコン工房は、物理科御用達のパソコンショップ「グッドウィル」の系列店。執筆時点では、14インチ、Intel Core i5で、メモリは8GBで、ストレージは240GBで、送料・税込みで86,878円だった。このスペック・価格がベースラインだろう。
intel Core i7搭載ノートパソコン | パソコン工房【公式通販】
Surface シリーズ
執筆時点では、Surface Laptop 3 の13.5インチがおすすめ。Intel Core i5で、メモリは8GBで、ストレージは256GBで、税込み137,280円だった。正直安くはないが、操作性や信頼性は保証する。
DELL
執筆当時、New Inspiron 15 3000 プレミアム という型番で69,980円。 予算が少ないから一番安いのが欲しいという人は、DELL一択だろう。筆者も若い頃はDELLのパソコンを使っていた。
ノートパソコン(PC)、2in1、ゲーミングノート 購入 個人向け | Dell 日本
選ぶ項目は以下の通り。
スクリーンサイズ 14インチ or 15インチ プロセッサー Core i5 Microsoft Office Officeなし メモリ 8GB 価格 6万円~8万円
家電量販店
次のスペックに合うパソコンをパソコンコーナー担当の店員に紹介してもらおう。このメモをそのまま見せると良い。
メモリ(RAM) 8GB ストレージ SSD 128GB以上 プロセッサ 4コア以上 (Intel/AMD問わず) Office なし 価格 9万円以内
生協