物理の駅 Physics station by 現役研究者

テクノロジーは共有されてこそ栄える

Windows: リモートデスクトップでパスワードを毎回入力させられないようにする

あるバージョンから、Windows のリモートデスクトップ接続でパスワードを毎回聞かれるようになった。

お使いの資格情報は機能しませんでした
Windows Defender Credential Guard では、保存された資格情報を使
用できません。資格情報を入力してください。

なんでやねん。

対処法は2つ

資格情報が正しく保存されないバグなので、接続する側のPCで資格情報を登録すればよい。バグの詳細は以下のブログを参考にしてほしい。

blog.treedown.net

例えば、IPアドレス 「192.168.0.100」のパソコンに対して、ユーザー名 physics パスワード station を登録するには、管理者権限のコマンドプロンプトで

cmdkey /generic:TERMSRV/192.168.0.100 /user:192.168.0.100\physics /pass
'TERMSRV/192.168.0.100' に接続するための '192.168.0.100\physics' のパスワードを入力してください: (表示されないが station とタイプする)

CMDKEY: 資格情報を正しく追加しました。

で完了する。コンピュータ名が DesktopName の場合は

cmdkey /generic:TERMSRV/desktopname /user:desktopname\physics /pass

とする。Windowsでは、コンピュータ名、ユーザー名で大文字小文字の区別はないので、DesktopNameでもdesktopnameでもよい。

ここまでは、デスクトップアプリ版のリモートデスクトップの話である。

Microsoft Store版のリモートデスクトップアプリには、このバグはないのでパスワードをすんなり保存できる。

apps.microsoft.com

CMDKEY: このコマンドを処理するにはメモリ リソースが足りません。

となるときは、記録された資格情報が多すぎなので、不要なものを削除する。