物理の駅 Physics station by 現役研究者

テクノロジーは共有されてこそ栄える

Ubuntu 18.04 デスクトップ環境にWindowsからリモートでアクセスする

VNCで接続する

インターネットから直接する方法としては、TeamViewerやChrome remotedesktopなどがあるが、UbuntuGUI設定で提供しているVNCが一番楽である

設定→共有→画面共有 からパスワード等を設定するだけである。この設定がない時は sudo apt install vino でインストールする。

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imamachi-n.hatenablog.com

上記ブログにもあるように、Windowsから暗号化有りで接続するのは難しいので、

sudo gsettings set org.gnome.Vino require-encryption false

上記のコマンド前後で再起動が必要かもしれない。 上記コマンドの前に sudo apt install gnome をしたが、必要かどうかは分からない(メモ)

failed to commit changes to dconf が発生した時には

DISPLAY=:0 gsettings set org.gnome.Vino require-encryption false

コマンドで暗号化を解除しておく

  • ユーザーから、「自動ログイン」をオンにしておく

のは必須。さもなくば、再起動したときにログイン画面に行って手が出せなくなる。

また、

  • 電源管理から、ブランクスクリーンを「しない」
  • 電源管理から、自動サスペンドは「オフ」
  • プライバシーから、画面ロックを「オフ」

もやっておくと管理が楽になるだろう。

Chromeで接続する

Chromeをインストールして、https://remotedesktop.google.com/accessからリモートデスクトップをインストールし、有効化、PINの設定などをすると、Chromeリモートデスクトップが使えるっぽいが、

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Chrome リモートデスクトップ環境で開始するセッションを選択してください(一部のセッションタイプは、Chromeリモートデスクトップとローカルのコンソールで同時に実行できない場合があります)。
(デフォルト) デフォルトのXSessionを起動
Ubuntu このセッションでUbuntuにログインする

この画面でどちらを選択しても、真っ黒な画面から次に進まなかった。多分やり方が間違っているのだろう。

Chrome Remote Desktop - Session fails to start on Ubuntu 19.04 - Google Chrome Community

ここによると、 Gnomeの問題らしい。Cinnamonで動いたという記述があるが、Cinnamonがハードウェアアクセラレーション有効だからなのかもしれない。 とにかく、当方の環境では動かなかったし、Chromeの挙動が不安定になったので、chrome remotedesktopでアクセスしにいかないことをお勧めする。

SSH

サーバー側で

sudo apt install openssh-server

クライアント側で

ssh ユーザー名@IPアドレス

で接続できる。GUIがなくても良い操作ならこっちが楽。VSCodeはリモートエクスプローラー機能でSSH先に接続できるので、プログラム開発もこの中で完結できることが多いだろう。